5/11(月) 夜中に少量の嘔吐。
5/12(火) 前日の嘔吐のせいか、朝昼と食が進まず。
高齢だし、前回の健診(11月)から半年経過してるので、
血液検査をしてもらいに病院へ。
『腎臓が悪くなってるかも』という可能性は考えてた。
(待合の時間に病院廻りをお散歩して、ゆっくりながらも自分で歩いてた。)
遅い時間に渋々ながらも夕食は食べた。
5/13(水) 朝からご飯拒否。頑として受け付けない。
(ここから水分や栄養補給は歯の隙間からスプーンやシリンジで。)
5/14(木) この日も頑なに口を開けない。心なしか前日より呼吸が少し荒い。
5/15(金) お昼に帰宅したら、動くはずのない後ろ足が、空を蹴り上げるように動いてる。
時間外だったけどかかりつけ医に電話したら、診てもらえるとのこと。
2020年5月12日検査
2020年5月15日追加検査
アルを預けてしばらく待たされたけど、外注に出した血液検査結果をデータで取り寄せ、
気になる項目を追加検査、その間アルは軽い酸欠になってたので酸素室に入れられてた。
予想したよりもかなり悪い状態、
腎不全と膵炎 になってました。
前回11月の検査では、ALPと総コレステロールが基準値オーバーで、
それ以外は高くとも基準値内で収まってたけれど、
今回の数値は先生も治療に困るほどだった。
火曜日にこの数値…一体いつから?
先週まで最初食べ渋っても、スプーンで介助したらご飯平らげてたよ?
5/10(日)にすき焼きのお肉上げたら喜んで食べてたよ?
検査の日に自分の足で歩いてた…
今思えば、10日ほど前から飲水量が増えたけど、そんなにべらぼうにではない。
こうなる前に、いつ異常に気がつくことができたのか?
いや、今はどう治療するかだけど、食べなくなって既に3日目で背骨が浮いてきた。
この数値と残った体力で、悠長に皮下点滴で治るとも思えない。
でも劇的に改善するといわれる静脈点滴は、長時間の入院になるから、
この状態で預けるのはとても怖い。
先生と相談して、皮下点滴を100ミリ、翌日の状態が良ければそれを続ける方針に。
本来アルの体重であれば、点滴量は450ミリ、先生の提案は150ミリ。
でもあまり多く入れると、アルは心臓も悪いので肺水腫になる可能性もある。帰宅してからも呼吸は荒く、最低量の点滴も今のアルにはキツかったんだろう。
では何もしないほうが良かったのか?
5/16(土) お別れが近いのが、さすがに鈍いパパにもわかる。
パパは仕事の日だったので、最後の行ってらっしゃいをしたよ。
午前中は膵炎からの吐き気が酷くなり、何度も胃液を吐く。
せめてと思い、鍼灸に通ってた一番近い動物病院で吐き気止めの注射をしてもらう。
吐き気は止まったけど、いよいよという状態になった。
数日食べてないのにウンチを出そうと気張る。身体が命を終える準備をしてる。
軽く伸びをするようなカッコをして、たぶんあれは痙攣だったんだろう。
腎不全~尿毒素から来る全身痙攣は本当にキツイと聞くけれど、これだけで済んだ。
抱き上げてお互いをジッと見つめて、アルの頑張りを褒めてあげた。
痙攣から心停止まで、3分もかからなかった。
小さい頃から痛いのしんどいのを我慢させずに育てたので、
『もうこの身体しんどいから、出ていくね』 てなもんでしょうか。
アルが自分でタイミングを決めたから、
それでいいんよ。
アル自身の苦しみが少ないのが一番だから。
愛しい子がいなくなるのは辛く悲しいけど、
いつか別れは来るし、
必ずこの順番でなくてはならない。
15歳と6か月とちょっと
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リアルでもSNSでも、たくさんのお友達に可愛がっていただきました。
本当にありがとうございました。